応援スタイルの違いに戸惑うアミたち

渡韓がしやすくなり、私達の推し活も活気を取り戻し始めた。韓国は近いので距離的には躊躇せず行ける。
TMAでも、スタンディング席にいたBTSファンの6~7割が日本人だったと話すツイートも見ました。TMAはKPOPアーティストが沢山出演するのでBTSファンだけではありませんでしたが、映像からアミボムの数を見るとまぁまぁ多い気がしました。

TMAが終わりツイッターを見ると、BTSメンバーのインタビューや画面越しには見えない姿も映し出されていた。コロナからそのままソロ活になったので、生で見る機会がめっきり減って、今回会場に入れたファンは興奮したことと思う。

あれから数日、SNSには日本人の応援スタイルについて(来週の釜山コンのこともあるので)色んなアドバイスや注意を促す内容が続いています。日本でのコンサートの後もこういう文字が多く出回りますが(コロナ禍にファンになり一度も生BTSを拝んだことのない)アミ友が「BTSのコンサート行くの、怖くて不安になってきた」と言い出しました😭 これはなんだか間違った方向に進んでるのでは?と思ったらなんだか悲しくて…。

過去に(KPOPに限らない)来日コンサートのいくつかに参戦して感じたのは、日本の方は「コンサートは見るもの、聞くもの、人目を気にしつつ声援を送る」そんな楽しみかたなイメージでした。欧米は逆で「その曲を覚えてなくてもノリで踊るし声援する。そこにいる誰かが少々邪魔でも、一緒になってまずは参加を楽しむ」という雰囲気、文化の違いでしょうか。ではKPOPはというと、「曲に合わせて掛け声を入れ、声援する。その環境の中で目一杯、推しアーティストを盛りあげる。」日本の高校野球の掛け声や声援のようでもありますよね。

ARMYが作った掛け声の練習アプリ→https://52hz.kr/fanchants
左の画面から曲を選択し、右の画面に移ったら言語を選べます。日本語にすると、ハングルがカタカナで表記されます。

今はKPOP文化といわれるこの掛け声も、かなり昔、昭和アイドル期の日本にも類似がありました。日本では「親衛隊」と呼ばれていたかと。いつから始まり、いつ消えたのか分かりませんが、熱心なその応援団(親衛隊)は、お揃いのTシャツやハッピにハチマキ、団扇も持っていたり。そして掛け声も非常に今のKPOPに似ているように感じました。

当時を知る人が身近に居たので聞いてみると、昭和アイドルの親衛隊は、1アイドルに複数の親衛グループがあり、その数や大きさをグループごとに競うようなところもあったそうです。ファンクラブとイコールではなかったものの、コンサートや出演番組のチケットは親衛隊枠があった気がすると話してくださいました。たしかに昔の映像をみると、親衛隊毎に席が纏まってますものね。掛け声も揃っていて準備は念入りそう。ですが彼女たちが、一般のファンへ声援の強制をすることはなかったといいます。親衛隊は一般ファンと違って特別な存在だったと。今でいうマスターのような?特殊な位置に感じ取れました。

それらを考えると、日本人は声をだすことが必ずしも苦手というわけでもなさそうですね。周りの多くがやっていたら自分もする「和を乱さない」そんな風潮も理由の一つかもですね。その昔、親衛隊で盛り上がったのは、ひとりじゃないという安心感とチーム意識だったのかな。今回の釜山コンに参加される一部のファンが、みんなでTシャツを揃えたという話を聞きました。なんとなくですが仲間意識もできて、今までの日本コンサートより大きな声援になりそうな…:)

そんなKPOPの応援スタイルの本来の目的は、アーティストを盛り上げる/喜ばす事ですので(近くて忘れがちですが)海外に行く時の注意事項のひとつと捉えて、KPOPの応援マナーも(今回問題になったスマホや応援グッズの高さとかですね)簡単なことばかりなので、下調べして置くと失敗はないかもですね。掛け声も、全部じゃなくても声を出す用意はあるといいかもです。

スタンディングを経験した方のリアルな状況と注意点、そして準備などなど…分かりやすく書かれていましたのでお借りしました。

①可能であれば柵のところへ 大人数の圧迫、想像を遥かに超えてくる。柵に身体を預ければ体力消耗を防げる。逃げ場がないのが難点。

②小柄な方は厚底スニーカーで 少しでも高身長のほうが推しが観られるし、人混みの圧迫を避け、呼吸の確保。身長の高い人も厚底を履いてくるのがスタンディング。だからこそ小柄な方は少しでも厚底のスニーカーで。 TMAで高身長の方達に囲まれて気分が悪くなってしまった小柄な方けっこういた。

③気分が悪くなったら遠慮なく言う 顔色が真っ青になった人の隣の方から伝言がきて、柵のとこにいた私が手を振ってSPさんを呼ぶ事態があった。何百人に押されるって凄い圧迫。恐怖。我慢しないで、気分悪くなったら隣の人に早めに伝える。 誰にも気づかれずスタンディングで失神したら命が危ない。

④荷物は小さく、お腹周りに。 斜め掛けで荷物が後ろに回って手が届かなくなると悲惨。ボディバッグとかをお腹周りに持ってきていたほうが、お腹や胸を圧迫されるのを少しでも防ぐことができるし、お水や飴など体力が消耗したときに手が届く位置にバッグあったほうが助かる。

⑤荷物や洋服に飾りはつけない 洋服やバッグのブローチなどの針は凶器になってしまう。周りの人だけじゃなく、自分も刺してしまうかも。バッグにつけたキーホルダーも吹っ飛ぶ。危ないし失くすし、いいことない。全部はずして。スタンディングに飾りは不要。

⑥トイレは直前に必ず済ませる 普段遠い人も、ぜったいに直前に済ませる。 そしてたとえ良い位置をキープしていても、トイレにいきたくなったら観念して行く。その位置に戻れなくても、体のほうが大事。 お守りとして下着を工夫する(お察しください)。 待機列に並ぶだけでも冷える。お守り大事。

⑦髪が長い人は結ぶ(低い位置で) 周りにロングヘア結んでいないお姉さんが数人いて、押されたり圧がかかったときに挟まってつれたり、後ろのに位置にいる人の顔の付近にバサバサと髪の毛が来たり大変そうだった。自分も周りも困る。サラサラヘアで推しに会いたい気持ちは堪えて、結んでください。

⑧あなたを押してる人も誰かに押されてる(多分) あの集団の人の渦のなかでは、自分の身体は殆どコントロールできない。だから後ろから押されても喧嘩腰にならないで。言葉が通じるなら声かけあって身体を入れ替えるとか、その人も押されています。 言葉が通じなければ、ボディランゲージで。

⑨カオスな現場、柵の角は危険 柵の角とか、人の圧力が集まりがちな場所。 ①で柵が良いと言ったけど難点も。もうそれ以上後ろにも横にもいけないのに、もの凄い圧力が流れてくる。特に小柄な方は危険なので、その場所は避けて。SPさんを呼べたのは良かったけど(TMA)

⑩とにかく自分の身体を守って 故意であってもなくても、あの人混みと圧力で押しつ押されつを繰り返していると、足は踏まれるし、誰かのライトスティックで頭叩かれるし、お腹にエルボーくるし、背中は痛いし。釜山は貪欲さに拍車が掛かるかもしれない。自分の身体を防衛しつつ楽しんで。

⑪多分なんとか…ならない!! 想像の遥か斜め上の群衆の世界、スタンディング。手提げの荷物とか、しばっていない長い髪とか、しばらく行っていないトイレとか、かばんについた可愛いBT21とか…多分大丈夫じゃない! 始まってからでは、既に遅い。 服装もバッグも、飾りはいらない。ミニマムで。

⑫とにかくなんでも紐をつけておく アミボムもスマホもメガネも、ぜんぶストラップやコードをつけて、かばんやどこかに結びつけておく。 落としたら最後、たぶん拾えない。 身体の位置を変えるのすら厳しいのに、しゃがんで落とし物を拾うなんて、絶対に無理。

⑬大変だったけど幸せだったなぁ どうか、この感想だけ思い出せるよう、安全に楽しんで来られますように。 できる準備は全部して。やりすぎってことないから。 そのうえで些細なことは忘れましょ。 自分だって人の足とか踏んでるかもしれないんだから。

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