RM×Paul Blanco、Mahalia

①Paul Blanco
②Mahalia

Paul Blanco(ポール ブランコ) 
1997年9月23日
韓国系カナダ人
2018 年にマスカレードでデビューした歌手、プロデューサー、ラッパー

Paul Blanco(WeverseMagazineより)
メロディックな流れを重視して歌うようにラップをするシンギング・ラップ(Singing Rap)スタイルは、韓国ヒップホップのトレンドの一つを代弁するキーワードだ。そしてPaul Blancoは、現在韓国ヒップホップシーンにおいてそれを最も上手く駆使するアーティストでもある。ラップと歌だけでなく、しっかりとしたプロデュース能力まで備えており、トラップからオルタナティブR&Bまでを巧みに行き来する。特に幼い頃に移民したカナダでの生活を溶かし込んだ歌詞が、他の韓国のラッパーのものとは異なる性質のおもしろさを感じさせる。人種差別の経験に言及する「Siren Remix」(Homies)でのヴァースが代表的だ。

彼はCHANGMO、The Quiett、UNEDUCATED KIDのように、有名ラッパーたちの曲にフィーチャリングで参加し、2018年以降急速に認知度を上げた。一緒に作業した人たちの名前が、まだ無名だったPaul Blancoがスポットライトを浴びるのに助けになったのは事実だが、今の地位はあくまでもしっかりとした実力と完成度を維持した作品のおかげだ。「人脈頼りのヒップホップ」とは隔たりがあるという話だ。一方、彼はスーパースターになったジャック・ハーロウ(Jack Harlow)の「HEY BIG HEAD」と「Crème」をプロデュースしてもいる。Paul Blancoの活動範囲は次第に広がっている。

Mahalia (マヘリア・バークマー) 
1998 年 5 月 1 日生まれ
彼女の親はミュージシャン(父親はイギリス系アイルランド人で、母親はジャマイカ人)
英国のジャマイカのシンガー、ソングライター、女優

Mahalia(WeverseMagazineより)
今までイギリスのR&B/ソウルアーティストのほとんどは、他の国の場合と異なり、アメリカ音楽界のトレンドに執着しない動きを見せてきた。トラップ・ソウルが流行っている最中にも、それに屈することなく1960〜70年代のレトロ・ソウル、あるいは1990年代のR&Bをベースにしたり、フュージョンを通してまったく新しいジャンルを創り出した(例:リズム&グライム)。明らかに彼らの音楽には特別なものがある。マヘリア(Mahalia)の音楽だけを聴いてみてもそうだ。

コリーヌ・ベイリー・レイ(Corinne Bailey Rae)、エリカ・バドゥ、ローリン・ヒル(Lauryn Hill)、エイミー・ワインハウス(Amy Winehouse)、ジル・スコット(Jill Scott)など、彼女が音楽的な影響を受けたとして挙げたアーティストを見てみると、やはりトレンドに対する強迫観念などはないように見える。ボーカルによってポップ・ミュージックとの境界を霞ませた今日のR&Bシンガーたちとはっきりと区別される。1990年代中盤以降、言うなればスロウ・ジャム(Slow Jam)に最適化された粘っこいバイブスとテクニックは減っているが、依然として伝統的なR&Bに基盤を置いたボーカルスタイルだ。

だからと言って、マヘリアの音楽はひたすら古めかしい路線を進んだ部類ではない。1990年代後半から2000年代までのメロディックなR&Bを連想させる曲が主流だ。2019年に発表した2枚目のフルアルバム『Love and Compromise』を聴いてみよう。聴き飽きたものではない構成とサウンド、さらに奥深く蘇るメロディの力は相当なものだ。一度で耳に絡みつくというよりは、じっくり染み込んで心を捉える作品だ。2020年に開かれたイギリスの著名な大衆音楽賞「MOBOアワーズ」で、「Best Female Act」と「Best R&B/Soul Act」部門を受賞した彼女は、現在最も注目すべきR&B/ソウルアーティストの一人だ。

Closer(with Paul Blanco、Mahalia) 2022.12.02 

RMソロアルバム「Indigo」のTRACKの5曲目

Lyrics(日本語訳:)

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