2019年の5月9日、BTSはスタジアムツアーでシカゴに降り立ちました。
そしてコンサートの合間に各々がリフレッシュタイム。買い物したり街を歩いたり、遊園地に行ったり…



ナムジュン(RM)はというと…彼は、山の中にいる芸術家に会いに向かいます。

BTSや僕たちを動かす強大な視線のようなもの…それらからの逃避?最初は逃避でしたが対極にある物を探す中で、「自然」にたどり着きました。草、山、川、公園など…
彼はその芸術家の造る工房に、1枚板(無垢材、天然木)で机を依頼していました。半年後の12月頃には「僕の机になる」と、名前の入った木を見つけてはしゃぎ喜び、写真に残します。





芸術家にはいろいろあると思います。世界になかったものを作り出す芸術家がいれば、そうでないタイプなど。
僕はそれとはまた違うと思います。誰かは「それは芸術じゃない、神秘性がない」というだろうし…「芸術家たる者は苦しむべきだ」とか。でもそうとは限らないと思います。
そういうことより、今の自分に出来る良い事がたくさんあるし、もっと良い事が多いと自分を信じて守りたいから…イカレずにできるんです。社会的な物議などを起こしたりせずに、前を向いて進めるのは、イカレてないからだと思います。
僕は弱い人間になりたくないし、恐怖に押しつぶされて恐怖に食われる人間になりたくありません。
博物館に行ったり、植物を育てたり、自転車に乗るのは、イカレないための闘いです。
(追記)上の内容を話しているツイートを見つけたので、お借りしました。
今では、ナムジュンが芸術に触れることが趣味だと認知されていますが、この趣味の始まりもそれほど昔からではなく、2018年頃がスタートだと言います。それまでは海外に行っても殆んどの時間をホテルで過ごし楽曲作りに費やしていたと。


ナムが話したのは、『BREAK THE SILENCE: THE MOVIE 』というBTS3つ目のドキュメンタリー映画にあるシーンです。彼らが「LOVE YOURSELF: SPEAK YOURSELF」でスタジアムツアー(あのウェンブリースタジアムやロス、シカゴ、NY、サンパウロ、パリ、大阪、静岡、リヤド、そしてソウル…)その舞台裏や、行った先でのプライベート時間などが、少しだけ垣間見れたりします。



一般とははるかに違う人生を送ってる20代なかばの彼が、自分を見失わないように、自然や芸術と関わることで、RMであることを保っているんですね。彼の「イカレないための闘い」はこの後もきっと、まだまだ続きます。
彼らが2020年の2月に発売した「MAP OF THE SOUL:7」のRMビハインド「ON」の中にある歌詞「狂わないためには狂わないといけない」について語っている。



この世の中が不条理なことが多く、僕たちが理解できない非合理に溢れてて、合理的なふりをしながら…ある意味鳥肌が立つようなことが多い。鳥肌が立つような人たちも多い。そんな世の中で気をしっかり持って生きていくには、何か一つに狂わないといけない。何でも狂ってこそ。それが自分の仕事だったり、趣味だったり、何かに狂って僕たちが生きてこそ、狂わずにいられる(一部抜粋)
※狂わないために狂うは、狂わないために夢中になる、真剣に取り組む。こんな解釈をしています。
こんな事を想いながら、『BREAK THE SILENCE: THE MOVIE 』を観たり「ON」を聞き直してみてはどうだろう。また違う色に見えてくるかもしれない。




追記➡ナムジュンの依頼した机は、作業室で使ってるこれかな?👇と思ったのだけど、2019年の最初の作業室にあった机がこれと同じようでしたので、依頼した机はこれではなさそう。


そうなると、(メンバーが2019.12頃から、それぞれ住まいを持ち始めていたし…)こちらのダイニングテーブルかも知れませんね。


映画の中に出てきたナムジュンの行った工房は、 ペンシルヴェニア州ニューホープにある日本人のジョージ ナカシマ氏の「コノイドスタジオ」のよう。場所的にも、シカゴ公演後、ニューホープに立ち寄って、ニュージャージーの公演に行ったと考えるのが良さげかな。







