MyUniverseコラボの流れと、曲考察

『My Universe』はいかなる境界や区分も信じない。「誰かが、特定の人を愛することができないとか、この人種と共にすることができないとか、同性愛者になれないと言われる。」これらに関する歌であるってこと。

Universe(言葉の意味)

Universeは宇宙や天地万有の意味以外にも、全人類、全世界って意味もあって、ここでのMyUniverseは、直訳の「僕の宇宙」より「僕の全て、僕の中の宇宙」個々に感じている?そんなニュアンスの方がしっくりくる気がしました。

コラボのキッカケ

クリスの言葉をちゃんと訳すと「誰かが、BTSが『ColdPlayと一緒にやってみたい』って言ってたらしいよって聞いたんだ」と、ここでは喋っているそうです。そして、他のインタビューでも、同じような事を言ってました。
ってことなので、BTS側からのオファーがあった訳ではなく、(また聞きのまた聞きで)メンバーが話した言葉がクリスの耳に届いたようです。それも、口頭ではなくてメールやメッセージなどの文字で(クリスに)届いたそうです。 それが18ヶ月前の話です。これをクリスが覚えていて、曲を考えてみたっていうのが、コラボの最初のキッカケのようです。(後にそれがジンの発言だったことが判りました)

この曲ができるまでのプロセス

BTSの話がずっと頭にあったクリスは、時々一緒に仕事をするPDに余っているループ(音のパターン)はないかと尋ねたそうです。(ポップソングのスタンダードな作り方らしいのですが)聞かせて貰った中で、少しボーカルが入ったそのループを気に入って、(自分で運転しながら)帰路に向かっていました。そしたら、「MyUniverse」のコーラスが、急に空から降ってきた感じ??簡単に言うと・・急に思い浮かんだそうです(笑)それも運転中に。

そしてその足で、スタジオに戻ったと言います。そこからコーラスを歌い始め、気持ちのいいガイド曲を作り上げたみたい。その後クリスは、ColdPlayのメンバー1人ずつに電話をして「BTSにあげる曲ができた」と伝えたところ、彼らは「あげたらいいじゃない」と快諾してくれて、ColdPlayはBTSとコミュニケーションを取り始めたと話したそうです。

この一連の流れ(ループを貰って曲ができるまで)が、一日の出来事なんだって、クリスが言ってるようです。←たった1日で曲ができてしまう、これがとても運命的なものを感じたっていうような、ニュアンスに聞いていて勝手に受け取れました。その後、4月にレコーディングのため、クリスが韓国に入国したんだと話していました。これらのソースは、アップルミュージックでのクリスのインタビュー(和訳なし)でクリスが直接話した内容です。

この曲って、パッと聴いて、簡単に和訳見てるだけだと、曲の深いところにあるコンセプトの、人種差別や社会的少数者に関することが余りにも見えて来なくて、ただのラブソングに聞こえちゃうんですよね。

歌詞づくり
ラップラインとColdPlayの方々で合同制作
(韓国語の部分をBTSが担当)

パーソナルな歌(ドキュメンタリーのRMの発言)
「MyUniverseは、とてもパーソナルな歌だと、個人的な歌だと言ったんです。今、公演ができないのがとても辛くてもどかしくて、そういう気持ちも凄くあると(クリスは)言ってました。」

それぞれの思いは違うようで、大まかには冒頭に書いたようにいかなる境界や区分も信じないとマイノリティを言及した歌詞ではありますが、コロナで公演ができないもどかしさなども、RMは含んでいたように感じました。

曲を作るのに対象をARMYにして「You are my universe」(あなたは私のすべて)いつか会う日を考えながら書きました。(RM)

ボーカル構成

  • MyUniverseのサビの英語は全員
  • メロディとなるところの英語でクリス
  • 1番の韓国語はグク、2番の韓国語はテテ、英語はRM 
  • コーラスでジミン、ジンくん、
  • ブリッジをラップでホビとユンギ

メロディ(韓国語)ソロがあるのはグクとテテだけ

この曲のポイントと感じる韓国語の歌詞

  • テテの歌う2番の僕らが一緒にいられないというなら、暗闇の方がマシだよ」
  • それを救い出すかのようなグクの歌う「君と一緒に飛ぶんだ、君がいないと僕はおかしくなるんだ、さぁ早く僕の手を掴んで」

1番の歌詞の「夢の中でしか見ることのできなかった世界」から「さぁ僕の手を掴んで」で闇から明るい未来へ引き上げる、そんなイメージなんじゃないかと思う。

ソロパート分けに差がある

この曲の韓国語部分のソロパート分けにかなり斑がある。バンタンの曲だとARMYからクレームが来そうなほど。ですがこの曲は、(後に公開された)ドキュメンタリーでパート分けや歌い方の細部までクリスが大きく関与していることが分かる。テテのパートを決めたのもクリスさんでした。(そういう意味では学びの多いレコーディングですよね)

そのひとつとして、歌詞のここ「毎晩僕は飛んでいく、夢だって忘れたまま、笑顔で君と会うんだ、永遠に終わらないベイビー」この部分だけを読むと、ボーカルの振り分けができたのではないかと思う一節ですが、「君と一緒に飛ぶんだ」関連付けての歌詞なので、グクに多くのパートが来たのか?それともメインボーカルの安定感を重視したのか?はたまたメインにあるテーマゆえの選択か。

余談ですが、MU(MyUniverse)のガイドはテテが行いました。Coldplay側からは、テテの声がクリスの雰囲気にとても似てると評判だったようです。

「僕たちはお互いからできているんだ」

この歌詞の部分、世間的にはクリスとグクが歌ってるとされているのですが、
もしかしたらテテの声も入ってるんじゃないかと思いまして。
お耳の優れている方、教えて下さい。

和訳も色々でているこの歌詞、この中の「made of」は似たような表現で「made from」「made with」とかあるんだけど、withもfromも原型をとどめていないものに使うから、ホップの原料がビールとか小麦粉からケーキをつくるっていう時に使うのに対して、made ofは原型をとどめてる時に使う。木からテーブルとかに使われる。

何がいいたいかというと…この和訳は「お互いを必要としてる」とかっていうスマートな解釈でなくて「お互いからできている」なんともエモい表現が近いように感じます💜(あくまでも考察です)

お互いからできているという表現でピンと来た方もいるかも知れませんが、どこか「DNA」を思い出させるような流れじゃないでしょうか?といいますのも、クリスがBTSにコンタクトをとる前にかなり念入りに彼らの曲を聞いたり観たりしたと話していました。当然ですが彼らのMVの中でも再生回数がトップの「DNA」は注目されますよね。それ以外にも様々な取り組みや生き方にも興味を示したと、色々な記事にも書かれています。

歌詞の「eyes」とMVの目は、どういう意味なのだろう・・・。

「僕らが一緒にいられないというなら、暗闇の方がマシだよ (eyes) だって僕らは違うところから来たんだ」

元の歌詞は
“Darkness used to be more comfortable for me/ In the long shadow (eyes)/ And they said that we can’t be together/ Because, because we come from different sides.” 

歌詞の解釈は、
社会的少数派(マイノリティ)だからと自由でオープンに過ごせないなら、世間に秘密で(潜んで)いたほうがいい、そういう目でみてるだろ。こんな感じかなと思っています。

イギリスと韓国の背景の違い

クリスは多分最初から発言がブレない。世界観もパーソナルな部分も。ColdPlay、そしてイギリスなら「愛の力を阻むことはできない」と大声で言えるから。でもまだ兵役も終わっていない韓国の彼らには、センシティブな問題だったりする。この辺りがナムさんの言葉のチョイスを巧みにさせてるようにもみえました(笑)

「愛の力は全てのものを卓越する」
「すべては愛の力を拒むことはできない」
いつか言える日が来ることを願って止みません。

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