「Filter」では、細かな歌唱テクニックが次々と耳に飛び出してくる。男性が歌う楽曲とは思えないくらい音程が高いのはもちろんのこと、歌い出しには言葉になるかならないかの“タメ“がアクセントになっている。さらに、歌詞の文末をしゃくり上げたり息を吐き出したり……と、まるで身体が自然とステップを踏むかのように、異なる歌いまわしで歌の世界観を盛り上げていく。「Filter」の中でJIMINは、〈어떤 나를 원해(どんな僕をお望み?)〉と、いたずらっぽく問いかける。これまで完璧なステージをを披露してきたJIMINだからこそ、“お望みなら、どんなパフォーマンスをも見せてあげられるよ”という自信と愛を感じさせるフレーズにも聞こえてくる。